(1)工事過程の記録として日々撮影する膨大な量の写真整理の効率化及び撮影漏れの防止

①現状

福岡市では、下水道工事における施工の確実性を確認するため、写真撮影要領(下水道)にて写真管理基準を定め、写真により出来形管理・品質管理・安全管理等を行っています。写真は施工の各段階で撮影する必要があり、完了時の提出書類の一つとしています。

現場責任者は、市の要領に基づき、建設現場で日々写真撮影を行い、現場作業終了後に事務所に戻り、人手により写真の分類や取捨選別を行っています。

 

②抱えている課題

現場作業終了後に行う膨大な量の写真の分類や選別作業などの事務作業が長時間労働の主要因の一つとなっており効率化が必要です。また、現場作業終了後に撮影漏れが判明すると、各施工段階の記録が十分に残せず、品質管理などの面で支障をきたす可能性があるため、事前に撮影漏れを防ぐための工夫や対策を講じておくことが大切になります。

 

③想定する実証プロジェクト

写真撮影要領(下水道)に対応した撮影時のガイダンス機能や撮影した写真の自動整理機能、完了時に提出する工事写真帳のベース作成などにより、写真整理の効率化や撮影漏れ防止等につながる実証プロジェクトを想定しています。

 

④想定しているフィールド

福岡市道路下水道局発注の下水道工事現場

 

⑤実現したい未来

写真管理に起因する長時間労働の縮減と撮影漏れ防止による品質管理の徹底

 

⑥業務担当課

道路下水道局 総務部 政策調整課

 

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