3D技術を活用した地下埋設物情報の精緻化による効果検証プロジェクト

地下には、水道管や下水道管、ガス管など日常生活に欠かせないインフラ設備が多数埋設されており、効率的な維持管理を行う必要があります。しかし、古い年代に整備された地下埋設物は位置情報(埋設物間の位置関係)が図面に正確に反映されていない場合があり、工事設計や現場での施工にて、手戻りや追加作業などの業務が発生するといった課題があります。

今般、デジタル技術の進展に伴い、これまで平面管理していた情報を3Dデータとして管理する技術が進んでいます。この度、市内の地下埋設物情報の一部を3D化し、インフラ設備の維持管理における今後の活用可能性などを検証するプロジェクトを実施します。

地下埋設物情報の3D化のイメージ

1 検証プロジェクトの概要

①工事完了図面、②試掘(工事の際に埋設物の位置関係を確認するための試し掘り)時の動画データ、③地中レーダによる埋設物探査情報、等から地下埋設物情報を3Dデータ化し、市におけるインフラ設備の維持管理での効率的な活用可能性や費用対効果等を検証します。

2 実施場所

大正通りの警固交差点から赤坂交差点までの約400m区間

3 実施期間

令和7年6月9日~令和8年6月30日

4 実施事業者

ジオ・サーチ株式会社