近年、気候変動の影響により、豪雨の頻発化や台風の強大化が生じています。通常、住宅地や道路に降った雨水は雨水管、雨水ポンプ場を通って河川や海に放流されますが、短時間に大雨が降り、排水が追い付かなくなった場合は、側溝やマンホールから溢水し、内水氾濫につながります。
豪雨時における急な雨水ポンプ場の運営体制強化は現場の負担となりますが、ポンプの稼働要否や最適な稼働タイミングなどが予測ができると施設側も余裕をもって備えることができます。
この度、気象情報などから雨水管の水位や雨水ポンプの最適な稼働タイミングなどを予測する実証実験を実施します。
1 実証実験の概要
雨水ポンプ場の過去の稼働実績や雨水管敷設状況などをもとにシステムを構築し、実際の豪雨時における雨水管の水位予測と雨水ポンプの最適な稼働タイミングの予測精度等を検証します。
<主な検証項目>
・雨水管の水位予測精度
・雨水ポンプ場におけるポンプ稼働やゲート操作のタイミング予測精度
2 実証場所
原田ポンプ場(東区原田1-30-43)及び周辺エリア
3 実証期間
令和7年7月1日から令和8年3月31日まで