全国的に、高度経済成長期に整備された水道管が一斉に耐用年数を迎えつつあります。
漏水や管の破損が生じないよう水道管の劣化状況を把握し、計画的な水道管の更新や維持管理を行っていますが、劣化状況の確認には、道路を掘削して調査するため多大な時間や労力が必要となります。
この度、道路を掘ることなく、音の電波速度を利用して水道管の管厚を調査し、その劣化状況を把握することが可能か検証する実証実験を実施します。
1 実証実験の概要
調査対象の水道管の両端にセンサを設置し、非開削管厚調査技術(ePulse)を用いて管内に伝わる音の伝播速度等から管厚を算出し、実測した管厚と算出結果を比較し精度検証を行います。
*劣化の少ない管は厚みがあり、音の伝播速度が速く、劣化が進んだ管は薄く、音の伝播速度が遅いという特徴があります。
2 実証場所
市内東区など7か所
3 実証期間
令和6年5月8日 から令和6年10月31日まで