近年、MICE施設の運営は、エネルギー価格の高騰や人手不足の深刻化、利用者ニーズへの対応など大きな転換期を迎えています。
この度、福岡国際会議場やマリンメッセ福岡をフィールドに、MICE施設運営の効率化・高度化に繋がる4つの実証プロジェクトを実施します。
1 実証概要
①エネルギー自動制御による電力最適化(福岡国際会議場)
空調設備については、担当者が状況に応じて手動で運転調整を行っています。
この度、AIによる室温予測・最適運転制御技術や利用者付近の温度を正確に把握するセンサ技術を導入し、空調運転の最適化を図ることで、利用者の快適性(目標温度と実温度の乖離縮小)を保ちつつ、電力使用量削減に繋がるかを検証します。
| 企業名 | プロジェクト概要 |
| 株式会社アラヤ
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〇施設内の温度・湿度情報や過去の運転実績等を学習したAIが将来の室温変化を予測し、エネルギー消費を最小限に抑える最適な運転方法を算出。 〇過剰空調を回避しながら、省エネ運転を実現。 |
| エイターリンク株式会社
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〇利用者付近に温湿度センサを設置することで、従来手法より室温を正確に把握し、最適な温度管理を自動実行。 〇ワイヤレス給電技術により、柔軟なセンサ設置を可能にすることで、場所ごとの温度ムラを検知し、電力使用量の削減を図る。 |
②設備管理業務の高度化(マリンメッセ福岡A館)
施設内400箇所以上ある計器の点検については、担当者が目視確認を行い、手書きで記録しているため、多大な業務負担やヒューマンエラー発生の可能性が課題となっています。
この度、IoTカメラやOCR技術等を導入し、記録業務の自動化を図ることで、点検精度や一連業務の時間削減効果を検証するとともに、データ化による予防保全に繋げます。
| 企業名 | プロジェクト概要 |
| NSW株式会社
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〇IoTカメラを活用し、施設内に点在する計器の記録作業を自動化。 〇既存の手書き記録を含めた点検結果をOCR技術によりデジタル化し、蓄積された計測データの中長期的な傾向を分析することで、設備故障や異常の予兆把握に繋げる。 |
③原状回復チェックの高度化(マリンメッセ福岡A館)
イベント終了後の原状回復確認については、担当者が目視で行っており、確認作業に時間を要するほか、確認精度が担当者の経験や判断に左右される可能性があります。
この度、イベント前後の3D空間データをAIが解析し、変化箇所を自動検知する技術を導入することにより、確認作業の効率化や精度向上効果を検証します。
| 企業名 | プロジェクト概要 |
| 株式会社skyer
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〇イベント開催前後の3D空間データを重ね合わせ、AIが差分を自動検知することで、設備や備品の変化箇所を特定。 〇客観的な記録としてデータ保存ができるため、設備破損等が発生した際の原因特定や責任区分の明確化にも寄与。 |
④イベントレイアウト設計の省力化(福岡国際会議場)
イベント会場のレイアウト設計は、職員が主催者の要望や施設利用条件を踏まえながら、多くの時間をかけて手作業で作成しています。
この度、AIによるレイアウト自動生成技術を導入することで、レイアウト作成・修正業務の時間削減効果を検証します。
| 企業名 | プロジェクト概要 |
| マーキュリーキャピタル株式会社
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〇イベント条件を入力するだけで、同一主催者の過去実績や会場利用規定を踏まえた最適なレイアウト案を自動生成。 〇「最後尾の列を削除する」といった自然言語での指示により、レイアウト修正・調整が容易に可能。 |
| 株式会社skyer
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〇イベント条件を入力するだけで、最適なレイアウト案を瞬時に作成。 〇作成後はドラッグ&ドロップによる直感的な操作で編集でき、レイアウト作成に要する時間と手間の削減を実現。 |
2 実証時期
令和8年8月5日以降順次開始
3 実証場所
福岡国際会議場
マリンメッセ福岡A館



