熟練技術者の属人的スキルの技術継承

建設業は全産業と比較して高齢化が進行しており、将来の担い手確保と技術継承が喫緊の課題となっています。現在、熟練技術者から若手技術者への技術・ノウハウの継承については、建設現場でのOJTによる方法が一般的ですが、熟練技術者への業務集中などにより若手技術者の人材育成に十分な時間が確保できていません。
この度、福岡市発注の工事等において、建設現場における熟練技術者の属人的スキルの技術継承の手法の構築に向けた実証プロジェクトを開始しますのでお知らせします。

1 実証プロジェクトの概要

AI等を活用して熟練技術者の経験や勘に基づく属人的スキルを抽出・要約し、動画等で可視化し、若手技術者がいつでも学べる環境を整備する手法等の有用性を検証します。

企業名 プロジェクト
株式会社クアンド

○映像・音声記録とAI要約による技能継承
既存の手順書だけでは伝えにくい注意点や、熟練技術者が「なぜそこを見るのか」「何を判断材料にしているのか」といった知見を、ポインタで確認箇所を示しながら映像・音声で記録し、AIで整理・要約して、若手技術者の教育や技能継承に活用する手法の有用性を検証します。
株式会社カシスト

○熟練技術者の知見を可視化した映像教材による技能継承
熟練技術者による現場での実技場面を撮影し、従来の手順書だけでは継承が難しい暗黙知などを抽出した動画教材を作成するとともに、多言語対応を行うことで、国籍や経験の違いを問わず誰もが場所や時間に制約されることなく学習できる環境を整備し、その有用性を検証します。

2 実証時期

令和8年10月27日以降順次開始

3 実証場所

福岡市発注の工事等(新西部水処理センター 他)