福岡市では、世界トップの低い漏水率を維持し、限りある水を有効活用するため、これまで計画的に実施してきた水道管の更新、配水調整システムによる24時間の水圧調整、調査員による現場での漏水調査に加え、新たな技術による効率化・効果的な調査手法の導入に取り組んでいます。
この度、さらなる漏水調査の効率化をめざした「人工衛星画像を活用した水道管漏水調査」に関する実証実験の結果、スクリーニングとして効果が確認できたため、福岡市における漏水調査分野への公共調達を実現しました。
新たに導入する調査手法
人工衛星画像を活用した水道管漏水調査
人口衛星や土壌データ、水道管属性情報等をAIで解析し、水道管からの漏水リスクエリアを検知します。
人口衛星画像を活用した漏水調査イメージ(※漏水リスクエリアを赤色で表示)
公共調達(契約)
■契約事業者(3社合同):
・一般財団法人 リモート・センシング技術センター(RESTEC)
・株式会社 ASTRONETS
・TIS株式会社 九州支社
■契約期間:令和6年5月10日から令和7年2月28日まで
<参考>先端技術公共調達サポート事業とは
実証実験でいい結果が得られれば、福岡市との契約(公共調達)につながる前提で公募を実施します。
チャレンジがビジネスとして結実するスキームで、意欲あるスタートアップ等の参入を促進します。