福岡市では、日々の生活を支えるプラント施設をフィールドに、先端技術の活用やカーボンニュートラルへの対応、施設の魅力向上を実現するプラントテック実証プロジェクトを実施しています。
この度、「XR(クロスリアリティ)等を活用した施設見学」の実証実験を実施します。
1 実証プロジェクトの目的
水処理センター(下水処理場)や浄水場は、市民の皆様が安心して生活していただくためには、欠かすことができないインフラです。その役割や仕組み等について、これまで施設見学会やイベントなどの機会を通じて発信していますが、地中に埋設された水道管や下水道管、水中に設置した設備は直接見ることができないため、市民の皆様に伝わりにくいといった課題もあります。
このプロジェクトでは、私たちの生活を支える「上・下水道」の仕組みや直接目にすることができない施設について、XR等の技術 を活用した新たな施設見学等を体験いただくことで、施設の魅力向上・理解促進につなげるための実証実験を実施します。
※XR・・・現実世界と仮想世界を融合することで、これまでにない臨場感をあじわうことができる技術の総称。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった技術もXRに含まれる。
2 実証プロジェクト期間
令和6年6月28日 ~ 令和7年3月31日
3 提案事業者及びプロジェクト概要
企業名 | プロジェクト概要 |
株式会社エクシーズ
Web AR(イメージ) 裸眼立体視ディスプレイ |
■概要 市民参加型イベントにおいて、XR技術(AR/裸眼立体視)を活用したコンテンツが、上下水道への市民の理解を深める新たな体験機会の提供となるかを検証■特徴 ○安全性の観点から見る機会がないマンホール内部や各水処理施設の様子をARで体験 ○3DスキャンしたコンテンツをWeb ARで立体感のあるリアルな体験が可能 ○来場者のスマートフォンを使用し、アプリダウンロード不要で事前準備の必要がなく体験が可能 ○複数人での同時視聴が可能な裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」による、よりリアルで鮮やかな3D没入体験を提供 |