福岡市では、世界トップの低い漏水率を維持し、限りある水を有効活用するため、これまで計画的に実施してきた水道管の更新、配水調整システムによる24時間の水圧調整、調査員による現場での漏水調査に加え、新たな技術による効率的・効果的な調査手法の導入に取り組んでいます。
この度、さらなる漏水調査の効率化をめざし、「AI・IoTセンサ等を活用した水道管漏水調査」に関する実証実験を行った結果、モニタリングとしての効果が確認できたため、本技術を福岡市における漏水調査分野への公共調達を実現しました。
新たに導入する調査手法
AI搭載のIoTセンサシステムを活用した水道管漏水調査
市内に埋設された水道管のうち、令和6年5月から導入した「人工衛星画像を活用した漏水調査(スクリーニング調査)」で漏水可能性が確認された管路や、鉄軌道・主要国道下に埋設された水道管などに、AI判定機能を備えたIoTセンサシステムを設置し、水道管の漏水の有無を、日々継続的にモニタリングします。
公共調達(契約)
■契約事業者(2社合同):フジテコム株式会社 九州支店
株式会社ゼロサポート 福岡支店
■契約期間:令和6年10月1日から令和7年3月31日まで
<参考>先端技術公共調達サポート事業とは
実証実験でいい結果が得られれば、福岡市との事業契約(公共調達)につながる前提で公募を実施します。
チャレンジがビジネスとして結実するスキームで、意欲あるスタートアップ等の参入を促進します。